なんとなく思ったこと

『ストレイト・ジャケット6 ラクエンのサダメ 〜THE MIRAGE〜』より抜粋。


『出来ないから諦める――これは一般人の感覚だ。
　出来ないならば出来ない理由を先ず考える。考えた上でその理由を取り除く方法を考える。必要だからそれを可能にする技術を考案する。それが無理ならば更に別のもので補う方法を考える。
　そうやって人間の化学文明は発展してきたのだ。』


陳腐な言い方ではあるけれど。
理想がとても遠いとしても。その手に決して届かない事がわかっていたとしても。でも、一歩一歩進んで行って手を伸ばさなきゃ、その場に立ったままただ手を伸ばしたってそれこそ絶対に届かない。足掻いて、足掻いて、死ぬまで足掻き続けて。無様でも惨めでも、それでも手を伸ばす。届かないからって諦めてしまったら、二度と届かなくなってしまうから。