あくまで自分の雑感として。


 酷評の話。
 個人的には芸として面白ければおk。読んで面白ければおk。たとえ罵倒芸でも、それを読んだ人が面白ければ、それはそれで正義だと思う(ただし罵倒芸は、それを読んだ人が不快になる確率もそれなりに高いので、その認識だけはしておくべきだと思われ)。読んで詰まらないなら、読んだ人が不快になったのなら、自分が酷評or罵倒される覚悟くらいはしておきましょう。つーかあれですよ。自分は他人の作品を酷評して、その酷評が他の人から酷評されるのはイヤだ、みたいな事をいうのは格好悪いよね。
 自分の好きな作品が酷評されてたら? まぁ感情のままに行動すればいいんじゃね? その後どうなるかは知らないけど。


 ラノベ感想ブログの、ラノベ市場への影響力について。(http://d.hatena.ne.jp/REV/20070606/p4)
 まぁ影響力なんて雀の涙よねぇ、というのが実感。すくなくともヲタ界隈では、ハピマテやらもってけセーラー服やらに代表されるような、瞬間最大風速の力で押し切るような、そういった瞬発力というか影響力って物が現実として存在するわけですから。それに比べりゃ影響力は明らかに少ないですし。
 まぁ、アレですよね。ラノベ感想サイトが出来る事なんてたかが知れてるわけです。自分一人が作品を薦めたからって、何万冊もラノベが売れるとは夢にも思いません。だからまぁ、現実的に出来そうなことと言えば、定期的にその作品を薦めて知名度を上げることくらいですかね。ロングテール狙い?(でもロングテールって本当に意味あるの? という疑問はさておき)ううむ、結局今までやってることと変わらんのですよね。


 そして今唐突に思った。出版業界にはオリコンみたいな権威が存在しないから、『ハルヒの新刊を紀伊国屋一位にしよう!』みたいな祭りにならないんだ。この辺(http://lightnovel.g.hatena.ne.jp/REV/?word=%2a%5branking%5d)とか見ても、ハルヒやゼロクラスなら一桁には普通に入ってくるみたいだし。J-POPに対するカウンターとしてのヲタ音楽、みたいな対立状況がないと瞬発力は上がらないって事か。メジャに対するマイナ、って状況が必要なのか。ラノベでの相手としての存在……ええと、なんか思いつかないんですが。
 しかしアレだ。この前のハルヒの新刊は初週で何万冊売れたんだ? あるいは累計でもいいや。とにかく、ラノベとCDで売れた数を比べられるような正確なデータが欲しい。ハピマテが初週4.5万枚(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/14/news031.html)、もってけ!セーラー服が6.6万枚(http://akiba.kakaku.com/hobby/0705/30/174929.php)。2006年07月時点でハルヒが累計280万部、当時8巻出てたので35.0万部/巻。……なんか、単価が違うとはいえ、単純な数だけでいったらCDなんかよりラノベの方が売れてそうな雰囲気もあるんだが……。まだ全然データ調べてないので印象論の世界であるし、できれば正確なデータが欲しいんだけれども。誰かコメントとかで教えてくれたりしませんかね(ぇ


 なんか連想的にラノベブームの話とか。
 ラノベブームとは言われていても、実際の所パイ(市場)はそんなに大きくないし、これ以上極端に大きくなる余地もないんじゃないかなー。スレイヤーズ以降にラノベが徐々に衰退していったように、またゆるゆると下っていきそうな予感がひしひしとしていますよ俺は。まぁ、それで悪いとは言わないけどね。ブームはあくまでブームなんだから、いつかは去ってしまうものさ。その時まともな面白いラノベが幾つか残ってれば、俺はそれで良いと思うよ。