「2chライトノベル大賞2005上半期」 集計結果発表(モノグラフより)

 んー、大賞1位は、『わたしたちの田村くん』かー。まぁ、なんとなくわからなくもないが。ただ、大賞では54票と、2位の『半分の月がのぼる空4』(27票)にダブルスコアなのに対して、イチオシ賞では2位(1位は『ディバイデッド・フロントⅢ』)なのが面白い。読んだ時も、圧倒的な凄さ、という奴は感じなかったので、割と万人受けもするような内容に修羅場を予感させる終わり方(あるいは続き方)、それと今後の期待半分の一位、という感じかな。
 それ以降は、2位『半分の月がのぼる空4』、3位『ディバイデッド・フロントⅢ』、4位『BLACK BLOOD BROTHERS 3』とシリーズ物続き。BLACK BLOOD BROTHERSは未読なのでなんとも言えないが、それ以外は納得。2位と3位は1票差(3位25票、3位24票)とかなりの接戦。ただ、ここも圧倒的な強さを持っていた作品は無かったか。『スラムオンライン』が同率4位でこの位置というのも興味深い。もう少し上でも不思議は無い気はしたが(同作者の『ALL YOU NEED IS KILL』は2004年下半期1位)、レーベル的なものが出たかな?
 イチオシ賞は多少順位が変動するだけで基本的に大賞と変わりはないが、同率5位に『カスタム・チャイルド』が入っているのが面白い。大賞のほうでは12票で14位なのだが。
 キャラ賞1位『夏目小夜子(半分の月がのぼる空4)』てw なんか狙いすぎてる気がしなくも無い。ただまぁ、そもそも1位つっても3票なので、まぁ有りと言えば有りだが。だいたい、2004下半期で『ボー・ボー(Alice)』を1位にする所でもあるしw
 地雷賞。今回一番笑った。白人萠乃(ネタを考えると確かに地雷扱いでもおかしくない)も、ちーちゃんは悠久の向こう(それは期待しすぎだ)も、ひかりのまち nerim's note(童貞喪失シーンがやはりあれか)も、ミナミノミナミノ(だから期待しすぎだ)、絶望系 閉じられた世界(だから以下略)も、正直どうでも良い。1位『ロクメンダイス、』2位『黒白キューピッド』で中村九朗ワンツーフィニッシュ。流石すぎる。てか、あまりにもあまりに特徴ある文体のために目立っただけという気もするが(苦笑