雲のむこう、約束の場所

 観ました。15日、16日に。
 つまり2回です。しかも連日。下手すると17日も行って3連刻もとい3連荘の可能性もありました。てか、用事が入って無かったら普通に行ってた可能盛大(ぉ
 いやー、本当に良かったです。つっても、こちとらそういうの専門の人じゃない(マジで映像を観ない人なので。ヶ月単位でテレビを見ません)ので、ちと的外れかもしれませんが。
 でもまぁ。うん。とっても良かったです。
 ただ、この場合の良かったって言うのは、なんかこう……酷く感性的なもので。
 2回観に行って、だいたい2回とも同じ場所で感動してたんですけれども。自分の場合、感動する時に『事実』に感動する時があります。他の方はどうか知りませんけども、自分の場合は割りと多かったりします。例えば、サッカー見てるとしますよね。で、その時キーパーがPKを止めた、と、それだけでものすごい感動する事があったりします。自分がそのキーパーの事を良く知ってて、どれだけ努力して、苦労してきたのかを知っていたりするならまだしも、殆ど何も知らないのにめちゃめちゃ感動して、涙出たりすることがあります。他にも、野球だったりスキーのジャンプだったり、色々あったことがありますが。まぁ、それ程数が多いわけでもないのですけども。正直、自分が何に感動してるのか良く分からなかったりするわけですが。その表情や動きからその背後を想像するのか、そこに感動しているのか、とか想像は出来ますけど、よく分かりません。
 話が大幅に逸れましたが、『雲のむこう、約束の場所』もそんな感じだったんです。流石に涙流して、ってとこまでは行きませんでしたが。でもちょっと泣きかけたり。2回ともw


 あとは、やっぱり背景綺麗でしたね。光の表現とかはもう、眩暈がするほど綺麗でした。
 で。実は2回目は人物よりは背景を主に見てたんですけどね。綺麗なのと同時に、実に巧く『塔』が入ってくるんです。遠距離からのロングカットで、登場人物と青空や雲や光や自然や廃駅や電車や、そんなものに混じって、自然に『塔』が背景に描かれているんです。特に印象に残ってるシーンがあって、ネタバレになるんで詳しくは書きませんが、廃駅の夕方のシーンで雷雲が見えるシーンがあるんですが、そこの雲に隠された上部に、ほんの僅かだけ塔が見えているんです。で、その雲が動くに従って塔がしっかりと見えてくるんですが、そこの部分がすごく印象に残っていまして。
 うーん、何を言いたかったんだかちと良くわかんなくなってしまいましたが(汗
 でも、本当に自然に、視界の隅、背景にほんの僅かに『塔』が見えてるシーンを見ると、ああ、ここは日常に『塔』の見える、そういう世界なんだなぁ、と思うのです。
 そういう意味ではこれ、しっかりとセカイ系なんだなぁ、とか思ったり。目に見える範囲がセカイだと言うのなら、『塔』の見える場所は全てセカイなのかも。って、北海道にある塔が東京から見えるんなら、ずいぶん広いセカイだなぁ(ぉ
 また、そう考えれば、ラストシーンも色々と深読みできたりできなかったり。いやそういうのを妄想って言うんですけどね(笑


 なんか取りとめも無く綴りましたが。そんな感じでした。DVDは買おうかと思ってるんで、その時にでも、また何か書くかもしれません。