『我が家のお稲荷さま。』(柴村仁:電撃文庫)

第10回電撃ゲーム小説大賞、金賞受賞作。
その昔。霊弧、空幻は水槌の司祭によって祠に封印された。そして現在。未知の妖怪に命を狙われた水槌家の末裔、高上透とその兄にして水槌家の現当主、高上昇を護るため、空幻は祠から開放された……


という話なんですが。実際はシリアスっぽい話がメインではなく、ほのぼのというか、読んでいてほっとするようなところあり、笑いあり、みたいな。よくできたライトノベルの見本みたいな感じ……というと語弊があるか。この手の表現はどうも苦手です。
特に大きな破綻も無く、安心して読めるとは思います。ちょっとまとまりすぎてるかなぁ、とか、若干消化不良かな? と思わないでもないのだけれど。