かのんくろにくる

8/16(三日目)日曜日
 東地区“モ”ブロック−30a
サークル名:かのんくろにくる
新刊:「十年目の奇跡」


と、いうわけで夏コミはこちらに参加させていただいています。
Kanon10周年本です。約700ページとか参加者としても若干正気を疑う感じのページ数ですが。
会場に来られる方は是非お立ち寄り下さい。――という、販促。


ちなみに拙作タイトルは「らぶろま」なわけですが。うん、まぁ、アレです。とよ○みのる。内容全然関係ないですが。ひらがな4文字をナイトルにしようと思ったとか、まぁそんな感じで。中身はというとコレがまた

 そんな祐一をちらりと見て、香里は思い出したように、
「ちなみに私はハーゲンダッツ以外はアイスと認めない派だわ」
「このブルジョワめ!」
「訂正するわ。ハーゲンダッツが最低ラインね」
「そこを訂正されても!」
「というわけで、ハーゲンダッツカップアイスを5つね」
「……5つ?」
「私の分と、栞の分と、私の口止め料と、慰謝料と、あとなんとなく」
「口止め料別かよ! 慰謝料って何だよ! あとなんとなくとか酷いな!」
「おお、三段ツッコミ」
 香里は両手を軽く挙げるジェスチャで驚きを表現。完全に、遊ばれている。

「ちなみにどれくらい前から待ってたんだ?」
「一昨日ですっ」
「え、じゃあ俺が今日学校であった栞は?」
コピーロボットです。学校に行くのが面倒くさいときに代わりに行ってもらってます」
「マジで!? こんど鼻を押してみよう!」
「押したら祐一さんになっちゃいますけど……なにさせるんですか?」
「決まってるだろ。スーパーの特売品、お一人様二パックまでの低温殺菌牛乳が四パックも買えるんだぞ」
「すごく所帯じみてます!」
「俺は朝飲む牛乳はあれじゃないとダメなんだ」
「そんなに美味しいんですか?」
「んー、まぁ、普通?」
「反応薄いですっ!? なんかこだわってる雰囲気だったのに!」

 もう全編通してこんな感じ。ひたすら会話ネタで、ヤマもオチも意味もない感じの話ですが、お楽しみいただければ幸いです。