なんで「最近のエロゲは目立ちすぎている」って言われ続けているのか考えてみた

・ちょっと気力減なので箇条書きで簡単に
・とか書いたけど全然簡単でない上長すぎるので以下格納




・なんで「最近のエロゲは目立ちすぎている」って言われ続けているのか考えてみた
・実際のところ露出が増えているかと言えば増えているように見える
 ・事実はどうなのかはここでは置いておいて、何故そういう風に見えるのか
・とりあえず仮説を三つ考えた

(1) 実際に露出が増えている

  ・ここ10年程度のスパンで考えれば間違いなく増えているはず
  ・アニメ化やコンシューマ移植もあるし
  ・ただし毎年毎年増え続けているかというとそうでもないはず
  ・例えばアニメ化は2006年がピークで以降減少に転じている(http://d.hatena.ne.jp/sixtyseven/20080629/p1)
  ・エロゲ雑誌も増えたり減ったりで総数としてはほぼ横ばい、別に書店の棚一つ占めたりしていない(まぁこれは出版不況/雑誌不振の影響の方が大きそうだが)
  ・これらだけを指標とするのは乱暴すぎるが一つの目安になるかと

(2) ネット上での広告手法の確立及び洗練化&アクセスルートの整備

  ・ネット上での広告はOHPがメイン
   ・OHPでの広告はここ数年かけて単純な製品ページ/サンプルCGのみの構成から、体験版配布・サンプルボイス・発売日カウントダウン・ネットラジオetcetc...など多様化し洗練されてきた
  ・個人ページ用のバナー広告も意外と目に入る
   ・一般向け(非18禁、直截なエロHPではない、程度の意味)のイラスト・CGサイト、二次創作サイト、日記サイト/Blogでのエロゲ感想etc...意外とバナーは多い
  ・ニュースサイトや通販サイト(カトゆー家断絶、独り言以外の何か、げっちゅ屋辺りを想定)など情報が集積しリンク/被リンクが多い(=ページランクが高い)サイトの存在
  ・これらのページから1クリックで移動できることによってメーカーOHP/エロゲの情報へのアクセスは非常に容易になった
   ・アクセスが容易になった=目に入りやすくなった=目立つようになった

(3) インターネットが一般に普及し、インターネット人口が増えた

   ・(2)と関連するが、近年増えた広告は主に(というかほぼ全てと言ってしまって良いかもしれない)インターネット上に存在する
   ・資料として「インターネット世帯利用率の推移(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6200.html)
」を示す
   ・資料によれば、インターネット世帯利用率は90年代後半〜00年代前半にかけて激増し、近年では100%に近くなっている。この調査はやや信頼性に欠けるようなのでこの数値をそのまま鵜呑みにするのは問題だと思われるが、インターネット利用率がここ10年で激増し、ほぼ普及しきったことは(筆者の体感と比較しても)事実として考えても良いだろう
    ・また、インターネットの利用時間も増加傾向にあるようだ(http://63.114.249.130/New_news/News03122007.htm)
   ・おそらく、90年代後半〜00年代前半まではインターネット上に情報が存在すること自体が一つのゾーニングとして機能していたと思われる
    ・しかし近年のインターネット普及化に伴い、そのゾーニングが機能しなくなってきているのが今の状態と考えられる
     ・例えば先日話題になった例のアレも発端はAmazonだったわけで
      ・「アマゾンドットコムの売り上げ推移などをグラフ化してみる(http://www.garbagenews.net/archives/634009.html)」をみると、売上高は増加し続けている→使用人口はおそらく増え続けている→人目に付く機会が増える


・とりあえず、こんな感じで
 ・秋葉原とかの物理的ゾーニング不全は、まぁ、あるかもしれないけどそこまで大きな要因では無い気がする。秋葉原に容易にアクセスできる人と出来ない人、どっちの数が多いかは言うまでもないだろうし。
 ・物理的ゾーニング不全はまずコンビニ売りのエロ本を……いや無くなると俺が困るのでやめてください。ペンギンクラブ快楽天だけは勘弁して(ぉ